高校時代の親友が帰省したので、一緒にお出かけしました。
もともと何か夏らしい甘いものでも食べよう♪と話が始まった今回の集い。いつもおいしい食べ物は気になっているのです・・・近くにおいしいお茶処があるということで妙心寺界隈に決定。
さて、どうやっていきましょう。京福電鉄、北野白梅町から3駅目の妙心寺駅下車。京福はとてもローカルな雰囲気たっぷりで、一駅が短いので妙心寺まで5分ほどでついてしまいます。
駅から北へ3分。『おからはうす』は無農薬、無添加の食材を使ったごはん処兼お茶処。ランチには五穀米を中心に、季節の野菜を京風に白みそ仕立てで仕上げたおばんざいなどが並び、どれも体にやさしい味わい。”おばあちゃんち”のような懐かしく、居心地のいい雰囲気も落ち着きます。
さて、臨済宗妙心寺派の総本山であるこちらの寺院。境内には大小合わせて40以上の塔頭があるとのことで、それぞれに見学料がかかります。また、中には禅を組んだり、写経をしたり、お茶を愉しむことができたりするところがあるそうです。
お盆で法要があり、なんとどの塔頭にも立ち入ることができませんでした・・・
静かなのはいかにもお寺という雰囲気でいいけど、柵の向こうを見れないのはちょっと残念。
瓢箪でナマズを捕らえようとしている禅画、「瓢鮎図(複製)」が有名な退蔵院。
せっかくなので法堂・天井の雲龍図、国宝の梵鐘、浴室(明智風呂)を拝観(有料)することにしました。9:10~15:40までの間、ほぼ20分間隔でガイドつきの案内。法堂内部の写真撮影は禁止だったので、パンフレットを写真に撮ったのですが、足掛け5年の歳月を経て描かれた天井画の迫力は想像以上ですごくよかったです。また、だまし絵のように、見る角度によって表情が変わるのもおもしろかったです。これは一見の価値あり☆
10分弱歩いて仁和寺へ。ここは背丈が150cmほどしかない御室桜(おむろざくら)で有名な、皇室にゆかりのある寺院です。五重塔が真っ青な空にそびえて。
本堂。
実はものすっごく暑かったこの日。刺すような紫外線とのぼせるような蒸し暑さで、カメラを構える数秒だけでくらっと。お願いごとする前に太陽にやられそうでした・・・
近くのお茶処、『さのわ』へ。予約が1年待ちとも言われるロールケーキで有名な菓子研究家の津田陽子さん。おいしい京都のお茶とともに津田さんのケーキが食べられるお店でもあります。
しかし、この日はうだる暑さに耐えられず、迷うことなくきなこアイスを選びました。しっかりときなこの風味を感じるアイス、上品な甘さの自家製あんと黒みつ。それにふわっとゆでられた白玉。どれもが控えめで、でもすごくおいしくて!ほんとうにおいしいものを頂いているという実感が。器も作家さんのもので、いちいち見とれてしまいます。
さのわでは、イケメンスタッフさんが丁寧にお茶を淹れてくれはります。ちょっと緊張(笑) マダムらしき方も穏やかな語り口でお店のメニューを説明してくれますよ。
お持ち帰りした焼き菓子、店の名を冠した”さのわ”。シナモンなどのスパイスが混ぜ込まれ、フランボワーズジャムの乗ったもの。フォークをさすとほろりと崩れて口の中でバターの香りとともにじゅわーととけます。すごくおいしい!焼き菓子でここまでおいしいと思ったのは初めてかも。うーん、すごい。
【おまけ】
妙心寺駅南に30秒。見つけたパン屋さんの”おむろらすく”。プレーンはもちろん、アーモンド、紅茶、ラズベリー、ブルーベリー、抹茶などなど、とても種類が多くてカラフル!選ぶのも楽しくなりますね。
由緒ある寺院と、なつかしい町の雰囲気が残る京福電鉄沿線。また一つお気に入りエリアができました。いつもこっちに帰ってくるたびに声をかけてくれてありがとうね~。高校時代から変わらない習慣をうれしく思います(^_^)